理由は分かりやすく、学生(大学生・専門学校生・高校生)の春休み・夏休みじゃないからです。(12月~1月上旬は少し高い設定の教習所が多いです。)
安い時期と高い時期の費用の差は7万~13万円くらいです。それぞれの教習所・プランによって価格差の大きさが違いますので、気になる教習所があれば早めにチェックしましょう。
このページでは、
- 安い時期と高い時期の費用の差
- 安い時期と高い時期の相場
- +αで知っておいた方がいい「なんで合宿免許は安いのか」
これらを詳しく解説しています。安く合宿で免許を取りたい方は参考にしてください。
合宿免許の安い時期と高い時期
合宿免許の安い時期の料金
学生の春休み・夏休み以外の4月~6月、10月~11月は通学の教習生も少ないし、学校が休みの時期でもないので、合宿の教習生も少ないですから料金がとても安いです。
宿泊施設のランクが上がったり、個室・シングル希望だと1万円~3万5千円くらい高くなります。一番高い2月上旬~3月上旬の入校と比べると、平均10万円くらい費用が安いです。
安い時期にプランを上げてリッチに過ごすのも良いし、とことん安いプランで節約するのもアリです。定員いっぱいになることも少ないので、費用・場所+付加価値で自由に選べるのも、安い時期に合宿免許に行くメリットです。
学生さんは、なかなかこの時期に合宿に行けないでしょうが、コスパが良いし空いてるので落ち着いた静かな環境で教習を受けられますからおすすめです。
一番安い相部屋・自炊プランの料金
相部屋の自炊プランが一番安いです。
オートマ限定で16万円台の教習所もあります。相場は18万円台の教習所が多いです。
折角安い時期の安いプラン狙いで合宿に行くんですから、往復の交通費の支給額のチェックも忘れずにしましょう。
メモ
遠くの教習所でも、交通費が全額支給や支給額が多い教習所ならいいですが、往復上限1万円とか5千円だと、自炊プランで節約した分が帳消しになってしまいます。交通費のチェックは必須です。
春休み・夏休みの料金の違い
夏休みと春休みだと、春休みの方が2、3万円高いです。
春休みは地元の高校を卒業する子達や、春から就職・進学する通学で入校する人も増えて、都会から合宿で入校する人も多いので、1年で一番混雑する時期です。
夏休みに合宿で免許を取ろうと思ってたけど、申込みが遅かったり、日程の都合がつかなくてスルーした人も、「就職や新生活に免許が必要」だと春休みがラストチャンスになります。
春休みでも入校時期によって費用が少し違います。
- 2月上旬~3月上旬の入校が一番高くて30万以上
- 1月下旬・3月中旬だと28、29万円くらい
- 1月中旬・3月下旬だと25万円前後
夏休みだと、8月上旬・中旬の入校が28、29万円くらいで、7月下旬・8月下旬が25万円前後です。
合宿免許が高い時期にもある合宿のメリット
「高いなら通学でいいや」と考えがちですが、合宿免許は混雑する時期でも最短期間で卒業できるようにスケジュールが組まれています。
通学だと技能教習がキャンセル待ちでなかなか受けられなかったりしますから、料金が高くても合宿免許のメリットはあります。
合宿免許が安い理由
合宿免許が通学より安い理由は、地理的な点と教習所のランニングコスト、主にこの2つの理由で合宿免許の費用は安いです。
地方だと安くなる理由
東京・大阪・名古屋・福岡など大都市と、地方の県庁所在地でもない町とでは、土地の値段が全然違います。比較する場所で違いますが、5倍、10倍なんてレベルじゃない100倍、1000倍レベルで違います。
自動学校・教習所には広いコースが必要だし、それなりに大きな建物もあるので、教習所に必要な土地の広さを都会で確保・維持するのと、田舎ではかかるお金が全然違います。
まず、土地建物にかかるお金が圧倒的に安いということです。
他にも、合宿免許の教習生が宿泊するためのコストも都会より安いです。
宿泊にホテルを使う教習所でも、そもそも田舎の方が1泊あたりの料金が安いですし、合宿の教習生の場合、最低でも2週間連泊するので1泊あたりの料金はかなり安くなります。
ホテルが閑散期だったら、なおさら安くなるのは当然です。空室があるより安くても使ってもらった方が良いですからね。
自前で宿舎を持ってる教習所の場合、建てる費用はかかりますが、働く人の時給は都会より安いし、教習生をコンスタントに集められれば、食事にかかる食材の値段も安くできます。
また、教習生が空き時間に観光したり買い物したりで、少なからずお金を使いますので、地域の経済効果にもなります。そのため、入浴施設や娯楽施設の入場料を割り引いたりしている教習所は、料金の安さ+αでお得感があります。
近隣地域以外から教習生を集めるため
都会の教習所なら、料金が高くても便利で通いやすくて教習生は自然と集まります。
少子化の影響で、免許を新規で取る人の絶対数が減っているので、都会の教習所もいろいろ差別化してアピールしてるのが現状ですが、人口の少ない地方の教習所の方が、通学の教習生は圧倒的に少ないです。
教習所も会社ですから、通いの教習生だけで利益が出なければ他で集客しなきゃいけません。
そのために地方の教習所が選んだ方法が合宿というわけです。
近隣市町村以外から教習生を呼び込むためには、通いより安くなきゃ来てくれませんからね。
教習生の回転率をよくすると安くなる
合宿免許の安さは、教習期間の短さも関係しています。
通いだと1ヶ月、2ヶ月かかる教習が、合宿の教習生は最短2週間(普通車ATの場合)で卒業してくれます。2ヶ月で30万払う人1人より、2週間で20万払う人が2ヶ月で4人いた方が売上は伸びます。
教習生1人当たりの単価は安くても、回転率が良ければ利益につながるわけです。
合宿免許の安く・短くというのは、教習所も教習生どちらにとってもメリットなんです。
回転率が良いとロスが少ないから安くできる
学科教習は1人の指導員で沢山の教習生を相手にできますが、技能教習はマンツーマンですので、沢山の教習生に来てもらうためには、指導員も教習車も沢山必要です。
その指導員・教習車が稼働してないと、会社的にはロスになりますよね。
自分の都合に合わせて教習の予約をする通学の教習生で、キャパが埋まるのが理想でしょうが、そうはいきません。その点、スケジュールを把握できる合宿免許の教習生は指導員・機材のロスがほとんどなく効率的です。
合宿免許は、人・機材を効率的に運用できる上に、回転率を上げて売り上げを伸ばせるから安いというわけです。運転免許は安く取っても、教習所の費用が高くかかっても、取ってしまえば同じ免許です。大事なお金を無駄にしないために、入校する時期やタイミングを計って入校しましょう!