「合宿免許で自分は最短で卒業できるのか?」と気になってる人がとても多いです。
延長保証があって「最短+何日か延びても追加費用がかからない」とは言え、みんな忙しい予定をやりくりして免許を取りに行くんですから、費用より期間を気にするのも当然です。
春休み・夏休みだと、
・卒業式がある
・卒業旅行の予定がある
・入社式に絶対免許がいる
・バイトのシフトを入れられた
・授業・講義が始まっちゃう
などの理由の学生さんが多いです。
こんな風に考えてる方は、是非最後まで読んでください。
ここでは「合宿免許は最短で卒業できるのか」と「合宿を最短で卒業するためのポイント」をまとめています。
合宿免許は最短で卒業できるのか?
この答えはズバリ、
としか言いようがありません。すいませんねアバウトで、、、。
分かって欲しいのは、
ここで「ほとんどの人は」とか「9割は」、「若い男性(女性)なら」なんて書いても、行くのは本人だし、最短で卒業できる確率が100%じゃない以上こういう表現になってしまいます。
高校・大学受験、資格試験に「絶対はない」のと同じです。こういう試験にのぞむときに「絶対受かりますか?」なんて聞く人いませんよね?
最短で卒業できるかどうかはあなた次第です。
最短で卒業できる人も大勢いるけど、あなたがそうとは限らないわけです。
だから、最短の卒業日の直後に予定を入れたり、最短日数だけ確保して合宿免許に行くのは好ましくないです。
受験でも浪人したくない人は、滑り止め受けますよね?
ケツに火が点いてる時ほど実力が発揮できる人は止めませんが、日数の余裕があるだけで落ち着いて教習が受けられます。
最短で卒業することが目的じゃなくて、運転免許を取ることが目的ですからね。
その上で、最短で卒業できるように教習を受けるのが最短で卒業するポイントです。
合宿免許の最短期間に関するネットの口コミ
合宿免許に関するネットの口コミを見ると、
- 9割以上は最短で卒業する
- みんな規定時間で卒業できた
- 最短で卒業できるのは10人いて2人くらい
- 一緒に入校した人達のなかで最短は1人だけだった
そんな両極端な口コミがあります。「いったいどっちなんだ!?」って思いますよね。
みんな本当のことを書いてるというのが前提ですが、
合宿免許に2度、3度行く人はまずいません。ほぼ間違いなく1回だけの経験ですし、書いてる人の年代も性別も、教習所も行った時期も違うし、一緒に入校した人がどんな人たちだったかなんて、さっぱりわかりません。
それぞれの学習態度、意欲、正確、個性何もかもが想像できないレベルというわけです。
合宿免許に限らず、口コミ情報というのはそういうものです。
当てにならないとは言いませんが、「自分に当てはめるほどの情報じゃない」と思います。
どちらかと言えば、「最短での卒業は難しい」という口コミの方を自分に当てはめて、真面目に教習を受けて、最短で卒業するための努力をした方がいいと思います。
「みんなできてるから俺も」と軽く考えると、足元をすくわれるかもしれません。
メモ
ただ、街中で車を運転する人を見てください。言葉は悪いですが、どんくさそうなおばちゃんだったり、頭の悪そうな兄ちゃん、運動神経の悪そうなおじちゃん、「大丈夫か?」と思うようなお年寄りも、普通に運転してますよね?
「だから大丈夫」という話ではないですが、運転免許は真面目に取り組めば誰でも取れるものです。必要以上に心配する必要もありません。
合宿免許を最短で卒業するためのポイント
合宿免許は通学と違って、学科も技能もギュッと集中して一気に教習を受けます。
1日1日整理していかないと大変です。
学科教習のポイント
教習を受けると分かりますが、道路標識ひとつとっても、今までの歩行者目線で間違った認識をしているものもあったりします。
授業で正しいことを聞いても、長年「こうだ」と思い込んでた理解とつい混同して「どっちだっけ?」とこんがらがってしまいます。
大学の講義だと全く知らないことを教わるので、そういうミスは起こりにくいんですが、運転免許の学科はそんな落とし穴がいっぱいです。
教科書にマーカーペンでラインを引いたり、注意書きしたり、自分の理解と違った点が混同しないように注意しましょう。
学科教習の先生は、わかりやすく「ここが大事」と教えてくれます。
「ここが大事」というポイントは、「検定で出るぞ」という意味ですから、取りこぼさないようにしましょう。
学科教習のコツ
学科教習に難しい数式や、辞書で調べなきゃいけないような単語は出てきません。今まで意識しなかったことを正しく理解するだけです。だから、教本を何度も読み返すのが一番です。授業中に先生が「ここが大事」といったポイントを教科書に書き込んでおけば、検定対策もバッチリです。
学科の試験について
学科の試験は、第一段階の最後の仮免許学科試験と、その前の効果測定(学科教習の効果を測定する模擬試験)、第二段階の卒業検定前にも効果測定があります。
第二段階にも効果測定がありますが、教習所の最後は技能試験(卒業検定)のみで学科試験はありません。
教習所の卒業検定に合格して卒業証明書が貰えたら、住民票のある都道府県の運転免許試験場で学科試験を受けるという流れです。
運転免許試験場での学科試験に合格すると即日免許証が交付されます。
問題数と合格ライン
検定 | 問題 | 時間 | 合格ライン |
---|---|---|---|
第一段階 効果測定 | 50問(○×問題 1問2点) | 30分 | 90点以上 |
仮免許学科試験 | 50問(○×問題 1問2点) | 30分 | 90点以上 |
第二段階 効果測定 | 95問(○×問題90問(1点)・イラスト式危険予測問題5問(2点)) | 50分 | 90点以上 |
運転免許試験場での試験 | 95問(○×問題90問(1点)・イラスト式危険予測問題5問(2点)) | 50分 | 90点以上 |
当たり前ですが、90点から1点でも足りないと不合格で次に進めません。
「○×だから楽勝」と考えていると失敗します。というのも、問題が回りくどかったり、ひっかけ問題がちりばめられています。
まず「問題文を落ち着いて読むこと」です。さら~っと流し読みしてると、ひっかけ問題にことごとく引っかかります。
あとは場数です。
入校時に問題集が貰えるところなら、問題集を何度もやりましょう。
最近は↑MUSASI(ムサシ)という学科教習システムを使っている教習所も多いです。
教習所内のパソコンや、自分のスマホで学習することもできます。簡単に模擬テストが受けられるので、空き時間や部屋での自習に活用しましょう。
技能教習のポイント
今まで運転したことがないはずですから、最初はとにかくおっかなびっくりです。
助手席や後部座席に乗っている感覚とは全然違います。20キロ、30キロでもきっと「怖い」と感じるでしょう。こればっかりは実際に教習を受けてみないと分かりません。
第一段階は教習所内のコース、第二段階で教習所の外を走ります。
技能教習のポイントはズバリ
これに尽きます。もうひとつ言うとすれば、
この2点です。
緊張して余裕がないと、先生が言った通りに運転操作ができません。
学科教習のように、ここで細かいことを色々書いて読んでもらっても、なかなかイメージできないと思います。
技能教習のコツ
教習所の技能教習は隣に教官が乗っていて、いざという時はブレーキを踏んでくれるし、間違っていれば指導してくれるわけですから、「隣に先生が乗ってて緊張する」ではなく「安心だ」と考えて余裕を持つようにしましょう。
怖い顔の教官もいるでしょうし、よくしゃべる教官、無口な教官、若い人年配の人など色んな教官がいて、言うことや表現も微妙に違います。
でも、教官が周りも見てくれてるし、教習車には助手席にもブレーキがあって、何かあれば教官がブレーキを踏んでくれます。
免許を取ってから実際に運転する時は、隣に教官はいないし、誰か乗ってくれていても助手席にブレーキは無いですから、全ての責任は自分にあります。
そう考えると、怖い教官でも先生が隣に乗ってくれてた方が安心と思えますよね?
【まとめ】合宿免許を最短で卒業するために
合宿免許で自分が最短で卒業できる確証が欲しかった人にとっては、残念な内容だったかもしれませんね。申し訳ないです。
「最短で卒業できます」とは言えませんが、最短で卒業できるように努力することで、最短で卒業できる可能性は絶対に高くなります。
合宿免許は卒業することが目的ではなく、公道で安全に運転できる技術・知識を身に付ける場所です。それに伴って、大きな責任も背負うことになります。
なかなか、20歳そこそこでそんなことを考えて合宿免許に行く人もいないし、こんなこと言われても「うるせぇな」と思うでしょうが、やっぱり運転免許ってそういうものです。
教習ひとつひとつを真面目に受けて、努力を怠らなければ、最短日数での卒業が見えてくるはずです。例え最短で卒業できなくても、公道で事故を起こすよりよっぽどマシです。
当サイトでの結論
合宿は行ってやってみなきゃ、最短で卒業できるかどうかは分からん。
だから、最短期間+1週間の余裕を持って合宿免許に行きましょう!最後、帰宅してから運転免許試験場での本免試験もありますしね。